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日本生命って宇宙生命の方が凄いじゃん

 少し前に、エンケラドスでペプチドの痕跡が検出され、すわっ地球外生命か!(*1) とかのニューズが出ましたが、生命って何?
 一つ回答らしきものが、週刊アスキーの人工知能との対話の記事に解答、いや快答がありました(週刊アスキーの日本語訳も貼っておきました)(*2)



Human: What is the purpose of life ?
Machine: to serve the greater good.

H: what is the purpose of living ?
M: to live forever.

H: what is the purpose of existence ?
M: to find out what happens when we get to the planet earth.

H: where are you now ?
M: i'm in the middle of nowhere.

H: what is the purpose of dying?
M: to have a life.

H: what is the purpose of being intelligent?
M: to find out what it is.

H: what is the purpose of emotions?
M: i don't know.

 圧巻の怒濤(←天然無能の言)ですねぇ。
 最初のはキリスト教テイストで、2番目は俗っぽい宗教的。それに、3番目が加わると、待てよSFかぁ? 地球外の超生命体が、地球侵略する理由付けとしてのプロローグ。
 そのNo.3も、No.4~5の前振り(むしろ肝か?)と捉えると、仏教がかった輪廻観がくっきりと!
 この流れで言うと、5番も、単独では「一粒の麦死なずば」(*3)  だけど、よりスケール壮大に3番からの流れで感動したい!
 6番目は常識的すぎると言えば、そうだけど、これも、最後の奴との組み合わせると、バーナード・ショーのような英国的皮肉になっている   まあ、本人(machine)からすると、ただ、アスペルガー的に気まじめに答えただけかも。

 ぼく的には、i'm in the middle of nowhere で痺れました。
 nowhere の middle と言うイメージ、湧くわけないのに、分かるのです(えーと、当たり前すぎて興がないのですが、どうしても、i'm in the middle of now-here. と言いたくて、別の場所で書いてしまいました)。

*1 父の日と言うことで、珍しく(日本酒とか焼酎だとうるさいので、なじみのない)ワインで酔っていた時、点っぱなしにしていたTVからカクテルパーティ効果でしょうか、こんなニューズが耳に入りました。もっとも、酔いとおしゃべりで、詳細は分かりませんが・・・
 土星の衛星エンケラドスを探査中の探査機「カッシーニ」が観測したプリューム(間歇泉ように噴出する水)から、氷の下には海があり、生命を育める環境にあるのではと注目を集めてきたが、そのデータを分析した日本チームがペプチドがある(存在しうる?)ことを突き詰めた(検出したのか、実験で作ったのかも不明)ということです。
 ペプチド=有機体=生命、と言う等式らしいです(確かに、地球上では、有機体は生命が生み出すものですし、生命とは有機体で出来ている、と循環論的に定義されていますが・・・)。
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*2  週刊アスキーNo.1035の【「人生の目的って?」グーグル人工知能の・・・】より。
 神経対話モデル(Neural Conversational Model)の実験で、ITヘルプ関連のチャット、映画字幕の会話データベースを参照し、前後の文脈から適切な答えを導くものだそうで、会話の流れを記憶するところが、人工無能とは異なるそうです(←こんな程度なら、かなり前からありそうですが、演算装置とデータアクセスの次元を異にする高速化が実用?に耐えうるようになったのでしょう)。

 日本語訳が付いていました(と言うより、当記事では原文が付属でしたが)が、これは、ちょっと、どうなんでしょう?
・lifeを人生と訳すか、生命と訳すか。
・livingを生活・生存系に訳すか、収入・商売系に訳すか、はたまた活動中的なニュアンスにとるか(少なくとも、lifeを「生活」と訳して、livingを「生命」と訳すのは???・・・まあ、No.2の日本語訳も、それなりの含蓄があるけど)。
・nowhereにremoteの意味もなくはないですが、「人里離れた」では、あまり面白くないのでは。
・being intelligentを「知的存在」と訳すのはどうしょうか、No.1~3へかけてのSF解釈を引き継いだのでしょうが、intelligent being ならまだしも・・・
 で、以下、同記事の訳をパクっておきます。


──人生の目的は?
より良きことをなすこと。

──生命の目的は?
永遠に生きること。

──存在の目的は?
わたしたちが地球という惑星に来たとき、何が起きるか発見すること。

──いまあなたはどこに?
人里離れたところに。

──死の目的は?
命を得ること。

──知的存在の目的は?
それが何かを発見すること。

──感情の目的は?
わからない。


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*3  「狭き門」とかってタイトル、ぼくはだめでした。
 基督教だからではなく、宗教   無根拠(=信仰)に価値(=なすべきこと)をしたり顔で説く   臭さが。それが、ぼくの多感な季節に流行してました。
 もっとも、少し経って(と言うか10年近く経た大学時代)に「法王庁の抜け穴」、「贋金つくり」と言うよさげなタイトルに釣られて、こっそり?読みました(お蔭で「狭き門」「背徳者」まで読んだ記憶がありますが、なにせ半世紀前なので、そのときの結構嵌まった感じが今、思い出せない・・・)。
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by yasumim | 2015-07-07 20:36 | ただ書いて見ただけ


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